2020年6月10日水曜日

老化のサインは爪先に出る 100アレ整体師 〜43日前

 私の施術は必ず足先から始めます。だから嫌でも目に入ってくるのが爪先の状態。爪が伸び放題だったり、ささくれだっていたりすると、どうしても気になります。

 爪先が荒れているのは殆どが高齢の男性。「ああ、歳を取るとそーいうの気にしなくなるんだなぁ」と漠然と思っていたのですが、実はそうじゃないかもしれないことに気がつきました。

 一年ほど前のある日、自分の足の爪が伸びているのが目に付き「切っておかなくちゃな」と爪切りを手にして愕然となったのです。自分で爪切りが出来ない!?

 まず自分の足先が見えない。眼鏡を掛けたり外したり、ハヅキルーペを引っ張り出してみたりしましたが、どうやってもピントが合わない。爪先がやたら遠く感じる。それじゃあ足をもっと深く抱え込んで……って、それも出来なくなっている。無理に足を引き寄せようとすると股関節が軋む。痛てて、こんなに硬かったっけ?

 おかしい。前回までは普通に自分で爪切り出来たはずなのに。何で? どうして? これが『忍び寄る老化』というやつなのか。ショックでした。

 その日から毎晩股関節のストレッチを日課に。結果、再び足の爪を自分で切れるようになりました。そして気付いたのです。私が見てきた足の爪が荒れた患者さんたちもまた、私と同じように、ある日突然「足の爪が切れない」日がきたのに、それを軽く考えて放置、あるいはそのまま諦めてしまったのではないかと。

 もし心当たりがあるのなら、今からでも遅くないので「自分で爪切りをする」ことを目標にストレッチを始めてみてください。また、ご家族にそのような爪先の方がいらっしゃるなら、一度きちんとお話し合いをされるのもいいと思います。

 股関節の硬化は身体全体の老化に直結します。高齢の方は転倒のリスクも高くなります。また伸びっぱなしの爪は爪水虫や巻き爪などの危険が。いずれも悪化すると歩行に支障をきたす恐ろしい病いです。「たかが足の爪」と侮らず、ちゃんと対応しましょうね。

 しかしまぁ、若い頃は「華麗なハイキックが蹴れるように」とか「180度開脚を目指す」とかで何度もストレッチにチャレンジするも必ず三日坊主がオチだったのに、今回はあっさり習慣化できたのは、自らの老化に直面したことが余程恐ろしかったのでしょう。我ながらゲンキンなやっちゃ(笑)


《今日の筋トレ》

ブルガリアン・スクワット 13kg 3×10
ウォール・スクワット ケトルベル12kg 3×10


ダンベル・ショルダープレス 13kg 3×10

腹筋
ハンギング・ストレート・レッグレイズ 2×限界まで

タバタ式 同前

ケトルベル
ツーアーム・スイング 12kg 3×1分間

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