「水分と塩分、しっかり摂ってくださいね」と、いつもの如く患者さんに注意喚起。すると「でも先生、テレビで水中毒が怖いって」と。そんなことをおっしゃる方が二人、三人。これはおかしいとネット検索してみたら……NHKのニュースでやってたのか。さすがは腐っても公共放送。影響力だけは絶大だねぇ。
サイトに上がっている動画を見ると、登場したお医者さんの説明は『水中毒』というよりも『自発的脱水症状』について(※下図参照)。
それならそれで熱中症予防のために正しい知識を披露してくれればいいものを、どうして『水中毒』などというセンセーショナルな病名を使うのでしょうか。
『水中毒』ってのは、精神疾患や抗精神薬の副作用による多飲傾向が原因であることが大多数とされています。その他では何年か前にTVゲーム機が景品となった水飲みコンテストで、一気に7リッターを飲んだ女性が死亡した例も。
いずれにせよ、一般的な病気ではないのです。それを影響力の大きなテレビで『水中毒』という水分補給することに恐怖心を芽生えさせるような病名を使うことが適切かどうか、私は首を捻らざるをえません。
全く、そーいうトコやぞ、テレビが視聴者の信頼を失い続けてる原因は!
《今日の筋トレ》
胸
ダンベル・ベンチプレス 20kg 4×12
上腕三頭筋
ディップス 3×10
腹筋
アブローラー(壁当て立ちコロ)3×10
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