昨日、ツイッターで『スポーツ庁がスポーツ嫌いな中学生を5割減らす』という書き込みを見かけ、ギョッとしつつも「ああ、エイプリルフールだからね」と妙な納得をしかけましたが、これがホラやウソではなく本当でした。
スポーツ庁のweb広報マガジンによると「アンケートによると中学二年生の16.3%がスポーツを『嫌い・やや嫌い』と答えており、これを半減させる」とのこと。決して悪い試みではないとは思いますが……。
別にスポーツ嫌いでもいいんじゃないのかなぁ。野球やサッカーに興味なくても、オリンピックの何が凄いのか分からなくても別に死にゃせんでしょ。スポーツ庁の言う『スポーツを通じて心を動かされたり、人と人が繋がる尊さ』なんて、生来重度の運動音痴な私にはどこか他の世界の話のように感じます。私にとって体育の授業とは、ただただコンプレックスを拗らせるストレスフルな時間。体育教師は恐怖の対象であり鬼にしか見えませんでした。
ただ、人間は動物です。文字通り『動く物』です。『生きることは動くこと』です。そのために絶対的に必要不可欠なのは『筋肉』です。あえて極論するならば、人が人たり得ているのは筋肉のおかげなのです。私が整体施術を通じて感じるに、年配の方だけではなく若い方もその認識が薄い方が多いようです。
筋肉はスポーツをするためだけに必要なものではありません。行住座臥すべてにおいて不可欠であり、QOL(人生の質)に大きく関わってきます。特に中高年以降の心身の不調は、筋力の低下が原因となっているケースが皆さんが思っている以上に多いのですよ。
体育の授業はそう言った心身に関する実務的実践的な知識をしっかりと子供達に伝えて欲しいもんだよなぁ。とかなんとか偉そうに言ったところで、私自身が筋肉の大切さを骨身に沁みて実感したのが五十路を迎えてから。十代の子達にそんなことを説いたって馬の耳に念仏かねぇ。
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