2023年7月28日金曜日

背筋力計はぎっくり腰製造器

 

 ツイッターをボーッと眺めてたら、温泉施設の『身体測定コーナー』の画像ツイートが流れてきました。

 目についたのは背筋力計。アレ、危ないんですよねぇ。機器の設定(引き上げるバーの高さ)や、計測者の姿勢(背中を丸めない。下肢の力を使わない等)を間違えると結構簡単にぎっくり腰を引き起こしてしまいます。当院でも何人も診ましたよ。

 筋トレを齧ったことがある方なら『デッドリフト』って種目が「腰に悪い。危ない」って噂を耳にしたことがあると思います。背筋力測定器って基本はその怖くて危ないデッドリフトと同じ身体の使い方をするんです。

 画像を見ると、一応注意喚起の貼り紙をしているようなので余計な口出しはいたしませんが、ここをお読みになった方は、どこかで背筋力計を見かけても手を出さない方がよろしいかと。ぎっくり腰って身体の頑強さや筋力に関係なく発症します。

 高齢の方はなおさら。骨密度が低下していると、たとえ正しいやり方で行っても急性ヘルニアや腰椎圧迫骨折なんてケースも。こうなると数ヵ月、場合によっては年単位の長患いです。どうぞご注意を。

 そもそも背筋(脊柱起立筋群)の瞬間的な最大出力なんて、ほとんどの方には何の意味もない数字。身体を壊す危険性を侵してまで計測する必要はありませんよ。



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【今日の筋トレ】
(胸)バーベル・ベンチプレス 80kg 4×5
   インクライン・ダンベルプレス 28kg each 3×8
   フラット・ダンベルフライ 24kg each 3×10
   ペックマシン・フライ 50kg 3×12
(脚)バーベル・スクワット(ローバー) 95kg 4×5
   スミスマシン・ハックスクワット 51.3kg 3×10
   マシン・レッグカール 57kg 3×12
(上腕)インクライン・カール 8kg each
(体重)80.3kg

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