2018年5月23日水曜日

髀肉の嘆


 五月に入ってから、オートバイのリハビリ(?)を少しづつ。まだまだ眼に不安があるため長時間走行や高速走行は控えていますが、近所の山道をゆっくりと流してライディングのカンを取り戻す努力をしています。

 そして気づいたこと。私のオートバイ本格復帰のために必要なのは、視力の回復や操縦のテクニックではなく『股関節の柔軟性と筋力』でした。

 私の愛機は約30年前の古いドイツ製です。最新のオートバイのように人体工学バイオ何ちゃらデザイン(?)に基づいた理想の人車一体を実現するライディングポジション……などは基本的に考えられておりません。

 つまり、少々(かな?)乗りづらいのです。特にシートは幅が広すぎて座りづらい。それでも色々と工夫したり、シート自体を加工したりして対応して来ました。

 そんな努力も半年以上のブランクで水の泡。最初はバイクを跨ぐのも一苦労。やっとシートに座り、ステップに足を乗せようとしてもブーツの重みで足が上がらず。若い頃に格闘技で無茶して壊した股関節の古傷に激痛が。やっと走り出しても違和感なく跨っていられるポジションがなかなか定まらず、腰が落ち着かない始末。

 この2月からは体力を衰えさせまいとジムに通って下半身もそれなりに鍛えているつもりですが、ジムでの動きと、オートバイ乗車のための動きでは、筋肉の使い方や連携が少し違うようです。先に書いた『エアロバイクは歩行のための筋肉増強には直接的には役に立たない』ってのと本質的には同じこと。

 まぁ、嘆いてもどうなるわけもなし。ボチボチとリハビリするしかないですねぇ。『退かぬ、媚びぬ、省みぬ』てはなく焦らず倦まず諦めずの精神で。


「リハビリに逃走はないのだーーー!!」





 

2018年5月22日火曜日

雑記 〜K氏遭難死に思うこと



 人は名乗るだけなら何とだって名乗れる。例えば、貴方だって今日今から『登山家』を名乗ることは可能だ。ただし、他人がその人を『登山家』だと認識するか否かはまた別のハナシ。

 昨日、ある『登山家』が亡くなった。多くのアルピニストにとって究極の夢であるエベレストに何度も取り付いてはその度に失敗し、凍傷で9本の手指を失い、最後にはついに遭難して命を落としたのだ。

 私はこれを「夢に生き、夢に果てた」などとは絶対に思わない。無残である。ひたすら無残。技術も経験も体力もないのに身の丈をはるかに超えた挑戦をして当然のように返り討ちに遭っただけ。死者を鞭打ちたくはないが、この遭難死は自死に等しい必然だろう。

 善意的に解釈するならば、自分のついた嘘に飲み込まれ、もはや軌道修正ができなくなっており、いつかはこんな結果を招くと知っていながら山へ入ったか。

 それとも現実からひたすら目をそらし「自分だけは特別。自分だけは死なない。最後には必ず勝つ」と根拠のない自信にしがみついていたのか。だとしたら救いようがない。

 メディアへアピールしたり、企業を回ってスポンサーを募ったり、講演をしたり、そうやって8度ものエベレスト遠征の莫大な費用を工面する。これはこれだけで素晴らしい才能だと思う。誰にでも出来ることじゃない。その才能を別の方面に向けていたならば、また違った人生が待っていたかもしれないのに。やはり無残。

 ネット上には彼のついた嘘の数々や、未熟さを示す動画画像証言が山のように残っている。彼の死後もそれらはデジタルタトゥーとして永遠に残るのだろう。それもまた不憫である。なんだかなぁ〜(ため息

 さて、翻って我が身を思うに私は『整体師』になれているのだろうか。

 10年前の開業時には「いざ看板はあげてみたけど、何の経験も実績もない私みたいな者のところに患者さんなんか来るんだろうか?」と不安で不安で胃が痛くなったり、患者さんが来てみれば「上手に施術出来るだろうか?」と表情が引き攣ったり。それが今では穏やかな顔で患者さんをお迎えできている……はず。

 今更こんなことを言うのも変かもしれないけど、私は『整体師になれる』んじゃないかなぁ。


 

2018年5月21日月曜日

自衛隊Tシャツ!


 『クールナイス』という商品名で売られている自衛隊さん御用達のTシャツ。院長の夏場のお気に入り。これが素晴らしすぎるので今更ながらご紹介。

 吸水速乾だから汗をかいても冷えない。裏面はメッシュ構造でサラリとした肌触り。インナーとして着てももたつかない薄くて柔らかい生地。袖付けはラグランスリーブで肩の動きを妨げない。しかも丈夫。画像の3点は購入してもう4〜5年は経過しているのに色褪せもほつれもなく、衿の伸びもなし。

 ナ○キやアディ○スなどのスポーツウェアブランドや、ユニ○ロのエア○ズムよりも断然こちら。無地(迷彩含む)のパッケージ品ならば2枚組2500円ほどでネット通販で購入可能ですが、私は基地祭や資料館を訪ねた際にオリジナルプリントを施された品を購入しています。

 ただ、これを着てるとギョッとしたり、妙によそよそしくなったりする方もいらっしゃいますが、まぁ、それは気にしない方向で。何しろ当職は公然と尚且つ積極的に自衛隊の活動を尊敬と感謝をもって応援する者でありますから。

 そもそも、星条旗やユニオンジャックがデザインされた服を身につけていても誰も何も言わないのに、日章旗や旭日旗にはイチャモンを付けるなんざおかしな話だぜ。

 なお、唯一の弱点として、尖ったもので生地を引っ掻いたりすると(ストッキングの伝線様の)引きつれが出来てしまうことが。猫ちゃんをお飼いの方はこれを着て抱っこする際にはご注意を(笑

 

2018年5月20日日曜日

五月病


毎年、この時期になると「特にどこかが痛いってワケじゃないんだけど、怠くて辛くて……」という患者さんが週に数人は来院されます。

「ああ、五月病ですかねぇ」と言うと、皆さんビックリ。

「いや、この春は部署替えもなかったし、仕事のストレス感じてないし、そんなはずはないです」と、なぜか一生懸命に弁明(?)を始める方も。

 日本では『五月病』と言うと、環境の変化に対応できない新入社員や、環境の変化に適合できないストレス耐性のない社会不適合者(!)が罹るもの、という誤った認識がまだまだ幅を利かせています。そうではないんですよ。

 あえて乱暴に説明しますが、動物はすべからく夏と冬では、その身体を制御する『モード』が違うのです。夏は活動的(攻撃的)でエネルギッシュ。冬はひたすら省エネ運転。

 これはかつて人間が本能のままに野を駆けていた時代からの名残り……というか、生き物としての基本的なOSに組み込まれているプログラムなのです。

 暖かい時期は狩猟採集できる獲物も多いので、ガンガン狩って採って食って、精力つけて子作りして。寒い時期は無駄働きを控えて、最低限のエネルギーで命を繋いで……と。小難しい言葉を使うなら、夏は交感神経優位、冬は副交感神経優位。

 この切り替えが上手いこといかないのがいわゆる『五月病』なのです。環境の変化とか、ストレスとか、幾分かは影響はあるかもしれませんが、そもそもがそれ以前の問題なのです。恥ずかしがることも悩むこともありません。

 西欧でも同様の症状があり『スプリング・フィーバー(春の病い)』と言われています。そして彼の地では年度は9月始まりだったりします。ほらね。新入社員云々とか、環境の変化云々とかは関係ないですよね?

 そんな患者さんに当院ではどう対応するか? 特別な施術は致しません。事前に「何がどう辛いのか、どこがどう痛いのか」をお聞きし、そこを重点を置きつつ、文字通りに足の爪先から頭のてっぺんまで丁寧に筋骨に調整を掛けていくだけ。それだけで不思議と楽になるようで、この時期にだけ来院される患者さんも結構いらっしゃいます。

 これが禅の教えにある「心身一如」、あるいは「外相整えば、内相おのずから熟す」というヤツなのかもしれませんねぇ。

 もし、あなたが春先の不調に悩んでいるのなら、騙されたと思って一度あしたか気功整体院においでになりませんか?

2018年5月19日土曜日

SNS解禁。ツイート、チェックイン、撮影、拡散、炎上(!?)、何でもござれw

 本日もぼちぼちの商い。何事も適度にテキトーが一番。

 んで、今日来院された若い患者さん曰く。

「先生、Facebookされてたんですね」

「ええ、あんまり熱心じゃないですけど、一応はね」

「そーいうの嫌いだと思ってたんでビックリしました」

「え……そーなの? そうだっけ?」

 聞けば、以前に世間話の中で「忙しくなると嫌だから宣伝しないんですよ」と与太を飛ばしたのを真に受けてしまっていたらしい。

 えーと、ネットでの宣伝活動に力を入れてこなかったのは本当です。当院の半数以上の患者さんは「ブログ? SNS? なにそれ美味しいの?」って世代が占めていますから。ぶっちゃけてしまうと「ネットに力を入れても一銭にもならん!」と(笑

 しかし、そーいうのに全く疎いワケではなく、かつては趣味だった格闘技のホームページを運営したり、そのオフ会を主催したり、このブログだって開院前から細々と続けているワケで。これは銭金に関係なく「好きだから」なのです。『ネット以前』と『ネット以降』で言うならば、私は後者の人間だと自認しています。

 そして、開院して10年ともなれば、緩やかな世代交代は確実に進んでいるワケで、そろそろ重い腰を上げねばな、と。最近このブログを頻繁に更新しているのもその一環だったりするのです。

 んで、今まで決して避けたり嫌ったり禁止していたワケではないのですが、ここで改めてSNS解禁を宣言いたします。事前に言っていただければ(施術の妨げとならない範囲での)撮影、録画、録音などを許可いたします。ツーショット、記念撮影、ポーズの注文も受けます。どうぞ気軽にお申し付けくださいな。


 こーいう風に満面の笑みで対応させていただきます♪

2018年5月18日金曜日

眼光炯々!?


 本日、眼の定期検診。

「眼圧が高いですね。毎朝の目薬は点してますか?」

「え? 二週間前くらいに終わってますけど」

「点し続けなきゃダメじゃないですか。薬終わったんなら取りに来なきゃ! だから眼圧が高いんですよ!」

 若干キレ気味に怒られ「……すみません」と頭を下げる。気圧されて「だって前回先生は『目薬は点し切ったらおしまい』って言ったじゃないですか!」と言い返せず。

 実は眼圧が高くなってるのは自分でも感じてて、こっちから言い出そうと思ってたから結果は同じだ。下げて減る頭でもなし。まぁ、いっか。

 ちなみに処方された目薬には副作用がある。睫毛が濃くなるのだ。看護師さんが「デュ○ト○バを点している患者さんはすぐ分かるわぁ〜、睫毛長くて羨ましいわぁ〜」と言っていたくらいなので、かなりのもの(?)らしい。

 なお、私は手術後、なぜだか出目金ギョロ目だったのが人並みに引っ込み、両目ともにくっきり二重まぶたに、そしてド近眼で瓶底眼鏡常時着用だったのが人工レンズ置換のおかげで裸眼での日常生活が可能に。この上、メーテル並みに睫毛が伸びたら目元凛々しく涼やかすぎて、女性ファンが増えちゃうかも……と嫁さんに言ったところ、即座に却下。

「あなたの目元は凛々しくも涼やかでもない。嫁の私が見ても怖い。術後はますます酷くなって、普通にしててもガンを飛ばしているようにしか見えなくなった。患者さんに誤解されないように注意しなさい!」

 ごめんなさい。すみません。気をつけます。あしたか院長、怖くないヨ。癒しと気配りが白衣を着てるような愛と優しさの人ダヨ。どうか誤解しないで。お願いしますw

2018年5月17日木曜日

弱足ペダル 〜私がエアロバイクをオススメしない理由


「お尻と太腿の筋肉が落ちてます。不調の原因はこれですねぇ」

「でも運動はしてますよ。居間に自転車のやつを置いて、暇があればテレビ見ながら」

 よく交わされる会話。患者さんは不満そうですが、残念なことにどんなに一生懸命エアロバイクを漕いでも、それが歩行のための筋力強化には繋がりません。

 そもそも、ペダルを踏む動作と歩行とでは、使う筋肉もその連携も違います。さらに言うと、一般用のエアロバイクは負荷が小さすぎるのです。どんなに頑張っても競輪選手のようなムチムチパンパンの太腿にはなれません。

「けど、ふくらはぎは付いてるでしょ? 硬いでしょ?」

 確かに。ペダルを踏み込む時に足首を固定しようとふくらはぎの筋肉が使われるからです。しかし、これはある意味逆効果。硬くなったふくらはぎのせいで足首(足関節)の動きが悪くなるケースがあるのです。

 柔軟な足首は安全な歩行にとって重要な要素。硬い足首は思わぬつまずきの原因になります。高齢の方にとっては命取りともなりえる危険です。ふくらはぎを鍛えるのならば、筋肉をしっかり伸び縮みさせることで筋力と柔軟性を同時に発達させるべきです。

 とはいえエアロバイクが全く無駄だというわけではありません。負荷が小さいからこそ誰でも気軽に始めることができるし、心肺機能を高める良いトレーニングになります。ただし、再度申し上げますが、どんなに一生懸命エアロバイクを漕いでも、それが歩行のための筋力強化には繋がりません

 もし、足腰の筋力を維持するための運動をするのであれば、スクワット踏み台昇降などを私はオススメします。具体的なやり方を知りたい方はお気軽に院長まで。

 そして、これが何より大切ですが、日頃から自ら積極的に歩くこと、動くことです。人間の身体は使ってあげること、動かしてあげることが一番の手入れになるのですよ。「エアロバイクを踏んでいるから、体操をしているから大丈夫」と、それ以外の時間をテレビの前で寝そべっていたのではなんの意味もありませんよ!