「腎臓に悪いから」と夏場の発汗を考慮せず、ひたすら塩分の摂取制限を強要するお医者さん。「歯に悪いからダメ!」と水筒にスポーツドリンクを入れて学校に持っていくのに苦言を呈する歯医者さん。頻発する就寝中のこむら返りには「ツムラの68番(芍薬甘草湯)を出しときゃいいだろ」って、その前に生活習慣の改善指導では?
こーいうセンセイ方は、自分の守備範囲でさえ問題が起こらなければ、患者さんが猛暑でおっ死んでも我関せずで、あとは預かり知らぬとでも思ってるんでしょうかねぇ。
夏場の体調不良は、水分不足、塩分(ミネラル)不足に原因があるものが皆さんの想像以上に多いんです。水分は最低でも1日2リットルの摂取が必要。食事(固形物)から取れるのはこのうち20~30%と言われていますので、出来れば1~1.5リットルは液体で摂取すべきなのですが、当院の患者さんにお聞きすると、ほとんどの方が足りていません。慢性的な水分不足です。
塩分も適宜摂取を。これは人によるので、不調を感じたら梅干しでも、塩飴でも、塩分タブレットでも、濃い目の味噌汁(これオススメ!)でも取ってみて、体調の変化を見てみてください。こと夏場に限っては、やたらの減塩は決して健康的ではありませんよ。
本格的な夏はまだまだこれから。どうぞ皆さま御身大事に。
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