睡眠ヤク

　「某社の乳酸菌飲料を飲むと寝つきが良くなり睡眠の質も向上する」と話題になっているとのこと。消化器と脳の間には相互影響があるのは知ってたけど『飲むだけでストレス緩和』ってのはスゴいねぇ。

　ちなみに近年でこそ『腸は第二の脳である』と唱える学者さんもいらっしゃいますが、どうも人間はそれ以前から本能的に消化器と脳の相互影響について確信を持っていたようです。

　英語に“guts”という言葉があります。『根性、肝っ玉』の意なのですが、その語源は『腸』です。（余談ですが、テニスやバトミントンのラケットに張る『ガット』は、以前は羊の腸から作られていたそうで、こちらも語源は同じ）

　我が国においても『腹（肚）』はその解剖学的な意味を超えた言葉として使われています。『腹に据えかねる』や『腹黒い』、『はらわたが煮え繰り返る』、『断腸の思い』、『腹心の部下』や『腹いせ』なんてのも。改めてざっと並べてみると、ストレス濃度の高そうな言葉や用法ばっかりだなぁ。

　お侍さんの『切腹』にも「腹を切り開いて含むところが一切ないことを見せる」という命懸けの釈明行為だったという説もあるとか。そうなると時折起こっていたという切腹後に切り開いた腹に手を突っ込んで自らの内臓を引っ張り出し、それを命じた者に投げつけるという行為も死を目前にして混乱したせいとばかりは決めつけられず。少し意味合いが違ってくるかもしれません。

　いずれにせよ、胃腸の状態が身体全体の健康やメンタルにまで影響するのは間違いないのですから、安直にヤクルト頼みをするのではなく、これを機会に食生活の見直しをしてみるのもいいかも。乱れた食生活の帳尻を乳酸菌飲料で強引に合わせてひと時調子が良くなったとしても長続きはしませんよ。

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《今日の筋トレ》
（胸）バーベル・ベンチプレス 85kg 4×5
　　　フラット・ダンベルフライ 20kg each 3×12
（背）バーベル・ベントオーバーロー 67.5kg 3×10

　　　ローマンベンチ・バックエクステンション  3×15
（脚）スミスマシン・ハックスクワット 66.3kg 3×10
（肩）ペックマシン・リアデルト 50kg 3×12
（上腕）ケーブル・カール 36kg 2×12
　　　　＆ケーブル・プレスダウン 36kg 2×12
　　　　※スーパーセット法にて

セット間インターバルはバーベル種目３分、その他２分。