2022年11月4日金曜日

『運動脳』と『脳筋』は違う!?

 「運動をすることが脳に様々な恩恵をもたらす」ことを教えてくれる一冊。著者は昨年のベストセラーである『スマホ脳』を書いたスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン。

 どんな効果が期待できるかというと……ストレスを取り払い、集中力を取り戻し、鬱の症状を緩和して気分を晴れやかにし、モチベーションを上げ、記憶力を高め、アイディアをひらめく力を付け、学力を伸ばし、老化をストップし、健康寿命を長くし……と素晴らしすぎ。何から何まで良いことづくめ。

 では、どんな運動をすれば良いかというと……週3回、45分以上、ある程度心拍数の上がる(最大心拍数(220から年齢を引いた数字)の70〜75%が目安)持久系(有酸素系)の運動。ジョギング、ランニングマシン、サイクリング、エアロバイク、クロストレーナー、ステアマスター、ローイングマシン、縄跳びなどなど、とにかく上記条件に当てはまるのであれば種目はお好みでオッケー。半年継続すれば効果を実感できるとのこと。

 ハウツー本としての本書のキモは上の一文に尽きるので「そうか、なら走ろう!」と即実践できる人はこの本は不要かも……ってのは冗談ですが。  

 本書では「なぜ良いのか? なぜそうなるか?」について様々な実験結果や膨大なデータ、人類の進化の過程を振り返っての検証など多方面から分かりやすく解説されているので、読めば間違いなく運動に対するモチベーションアップに繋がるはず。もちろん運動する気はなくても知的好奇心や探究心を刺激してくれる興味深い読み物であることは保証いたします。あしたか院長オススメの一冊です。

 ちなみに、あしたか院長が大好きな筋力トレーニングは「効果はないとは言えないが、効果があると断言できるほどのデータがないから」と言及には慎重。そりゃそうだ。でも、筋トレ歴5年の個人的な経験からすると、筋トレ(レジスタンス・トレーニング)でもある程度同様の効果は期待できるかと。

 そういや筋トレを始める前、ジョギング30分をほぼ毎日一年以上続けたけど、本書に書かれているような効果は体感できなかったなぁ。その辺は運動の好みとか個人の相性とかあるんじゃないのかねぇ……もちろん科学的な根拠はないけどw

 余談ついでにもうひとつ。私が本格的に筋トレを始めた当初、かなり頻繁に頭痛に悩まされました。スクワットやデッドリフトなどの重いバーベルを扱う種目でフルパワーでキバったり力んだりすると、こめかみから頭の奥にかけてズキズキンと脈動を伴う痛みが。その辛さといったら頭が割れて死ぬんじゃないかってくらいの激痛。何度パワーラック内でうずくまったことか。

 原因は心拍数や血圧の上昇による血管拡張からくる偏頭痛。膨らんだ血管が並走する神経を圧迫して痛みが出ると言われています。発症するとバファリンやロキソニンなどの市販の鎮痛剤は効かず、レルパックスという処方薬頼み。ただ、この薬お高いのよねぇ(泣

 それが「俺の身体はこーいう作りなんだから仕方ない」と、頭痛が起きるのもワンセットと諦めてトレーニングを続けた結果、いつの間にか血管拡張性の頭痛は一切起こらなくなりました。あの頃、40〜50キロのバーベルでも頭痛が出て涙流してのたうちまわってたのが、今じゃ100キロ以上の重量を扱っても頭痛の『づ』の字もなし。

 おそらくは何らかの肉体的順応が起こったのでしょう。血圧の変化に耐えられるよう血管が強くなった(血管も筋肉の一種だからね)とか、ストレスに対抗して神経もしくは血管の走行が変化したとか、あるいは本書に書かれているような何かの変化(?)が脳内で起こったとか。

 つまり、何が言いたいかというと……






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【今日の筋トレ】
(脚・背)ルーマニアン・デッドリフト 105kg 4×5
(胸)インクライン・ダンベルプレス 28kg each 3×8
(背)プルアップ  3×6
   ※オーバーハンド・ワイド、パラレル、アンダーハンド・ナロー各1セット
(肩)ケーブル・アップライトロー 22.7kg 3×12
(上腕)ケーブル・カール 36kg 2×12
    &ケーブル・プレスダウン 36kg 2×12(スーパーセット法)
(HIIT)ローイングマシン 8×20sec

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