大村崑さんの著書『崑ちゃん90歳 今が一番、健康です!』読了。まずは謝罪から。昨日は「もしかしてライ◯ップのス◯マ?」とかゲスの勘ぐりも甚だしいことを書いて申し訳ありませんでした。今度大相撲中継で砂かぶりに崑ちゃんの姿を見つけたらテレビ画面越しに両手を合わせてお詫びいたします。ホント、ごめんなさい。
というわけで内容に「特別な運動プログラムで…」とか「このサプリの効果は抜群で…」とか「食事制限で無理なく痩せて…」とか一切なし。では、どんなことが書いてあるのか?
運動内容に関する記述は非常にシンプル。王道かつ基本的なことのみ。筋トレをやっている人なら知ってて当然、少し興味があるだけの人でもどこかで一度は耳にしたようなものばかり。「まずはスクワットで大筋群を鍛える」、「負荷を少しづつ強くする」、「可動域をフルに使う」、「ギリギリ10回を3セット、インターバル2分」などなど。
それらをきっちり守っているから結果に繋がっているのでしょう。上の動画は2年前、88歳の時のものですが、スクワットは「得意種目」というだけあって、私より深くしゃがめているかも。素晴らしい。
私が通っている24時間ジムでたまに見かける『絶対に力こぶ(上腕二頭筋)しか鍛えないマン』や『筋肉ユーチューバーの真似してややこしい運動したがるマン』や『隣のラックのプレートまで使って高重量にして膝をほとんど曲げないスクワット(?)やるマン』は崑ちゃんの爪の垢を煎じて飲まなきゃね。
ご本人だけじゃなく、しっかり結果を出させているインストラクターさんも素晴らしい。そんな人材がいるなんてライザップも大したもんだ。いやはや御見逸れしました。
ちなみに本書を筋トレのハウツー本だと思って読むとちょっと肩透かしをくらいます。運動に関しては全体のページ数の半分あるかないか。残りは自分がいかに虚弱だったかについて、喜劇役者としての半生記、そして年齢との付き合い方や、間違いなく迫ってきている『死』についての考えなど。
おそらくですが「聞き書き」による執筆のおかげなのか、崑ちゃんのおしゃべりを横で聞いているよう。最近では滅多に映画やテレビで聞かれなくなった柔らかくて上品な上方言葉のニュアンスが文面に表れており、読んでいて心地よいです。
この本、施術室の待合スペースに置いておきますので、良かったら手に取って見てくださいね。オススメです。私はもう一冊買って実家の両親に送ってあげよーっと。
《今日の筋トレ》
(胸)フラット・ダンベルプレス 28kg each 3×10
インクライン・ダンベルフライ 18kg each 3×12
(肩)シーテッド・アーノルドプレス 14kg each 3×10
&シーテッド・サイドレイズ 7kg each 3×10
※コンパウンドセット法にて
(背)プルアップ(リバースナローグリップ) 2×10
(背・脚)ルーマニアン・デッドリフト 102.5kg 3×8
(脚)レッグ・エクステンション 43kg 3×15
(上腕)ケーブル・カール 38.2kg 2×10
&ケーブル・プレスダウン 38.2kg 2×10
※スーパーセット法にて
セット間インターバルはバーベル種目3分、その他2分。
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