シットアップよりもお腹に効く体操!?

　まずはお詫び。先日更新した『夏までに腹筋を割る方法』の記事が普段あり得ない勢いでアクセス増加。紛らわしいタイトルを付けて人心を惑わせたこと、ここにお詫び申し上げます。

　ご覧になられた皆様におかれましては「何も役立つ情報が書いてない。詐欺だ！」とお怒りかと。実際にその通り……っていうか「そんなの無理」という最も大事な情報は書いてあったと思うのですが（汗

　中には「そんなことない！　私は○○法をやってたった１週間で脇のお肉がスッキリした」や「俺は××体操でみるみるウエストが細くなった」って方もいらっしゃるでしょう。でも多分それ、皮下脂肪が燃えたわけじゃないと思いますよ。

　人間って自分が思っているよりも体幹部を使っていません。動かしていない部分には水分が滞留します。いわゆる浮腫みってヤツです。当然ながら腹部も同様。これをナントカ体操やナントカ法で捻ったり、反らしたり、伸ばしたりすると各種体液の巡りが促進され浮腫みが解消されます。結果、それがウエストサイズの変化となって現れる仕組み。これが世に蔓延る『即効性のある痩身法、ダイエット法』の正体。痩身エステの『脂肪揉み出し』も同様。

　ただ、これを「脂肪がグングン燃焼」と言うから詐欺紛いとなるだけで、浮腫みが解消して巡りが改善されるのは身体にとっては良いことです。長期的に見れば脂肪燃焼に繋がりますし、ぜひ今日からでも始めてみては如何でしょうか。下の二つの体操ならば場所も道具も必要なく、隙間時間でパパッと出来ちゃいますよ。

追記：ここまで書いておいてアレですが、近年の筋トレブームに端を発する過剰な『シックスパック信仰』ははたして如何なものかと個人的には感じています。くっきりと割れた腹筋になるには体脂肪率10%以下。これは健康に影響が出てもおかしくない数値なんですよ。男性ならば15〜20%、女性は20〜25%を目安にするといいと思います。テレビCMでお馴染みのYes!なお医者さまが「ちょっとポッチャリくらいが健康で長生き」と言っていました。私も同感です。

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【今日の筋トレ】
（背）バーベル・ベントオーバーロー 70kg 3×10
　　　ラットプル・ダウン 57kg 3×10
　　　プーリーロー 63kg 3×10
（脚・ハム）ルーマニアン・デッドリフト 100kg 4×8
　　　　　　マシン・レッグカール 57kg 3×12
（肩・後部）ケーブル・フェイスプル 13.6kg 3×12
（上腕）インクライン・ハンマーカール 10kg each 2×12
　　　　＆ライイング・トライセップスエクステンション 10kg each 2×12
　　　　※スーパーセットにて

（HIIT）ローイングマシン 8×20sec

セット間インターバルはバーベル種目3分、その他1分30秒。