『痛みは身体からのSOS。痛みがある間は安静が基本。無理して動いちゃダメ』
これまで何度も書いてるし、患者さんには口を酸っぱくして言ってますが、それでも分かってくださらない方が少なからず。なかには「痛いからユーチューブで調べた体操やったら余計に痛くなった」って方も。
そりゃそうでしょうよ。リハビリ法や体操は基本的に痛みの予防や再発防止のためのもの。現在発生している痛みを緩和する即効性なんてありません。そこを勘違いしちゃダメです。
それなのに、なぜか「治すには痛みを乗り越えなきゃ」的な考えを持ってる方が多いから困っちゃうんです。勝利のためにやたらハードな特訓させる昭和の漫画や、某総理の怪我をおして優勝した横綱への賛辞、それらが呪詛となって多くの人々の『痛みに対抗して打ち勝つ』というイメージを縛っているのではないかと今更ながら心配してみたり。
繰り返しますが、痛みがある間はできる限り安静が基本。鎮痛剤や頓服薬があるなら使用をためらわないで。ただし薬が効いて痛みが引いても治った訳ではないので引き続き安静に。
応急処置として、急性痛(受傷後すぐ。動かなくても痛い。患部に熱感や疼きがある。打ち身や捻挫、ギックリ腰など)の場合は患部を冷やしましょう。スポーツ氷嚢を用意しておくと良いでしょう。ケーキなどを買うと付いてくる小さな保冷剤なんかも便利です。
慢性痛(痛みが出て三日以上経っている。動いた時にだけ痛む。習慣性の肩こりや腰痛など)の場合は温めましょう。手っ取り早いのはホッカイロを患部に当てること。可能ならお風呂に入るのも効果的。
自分の痛みがどちらか分からず迷ったらまずは温めてみましょう。とにかく安静第一。痛みに対抗したり戦おうとしたりしないでください。それが一番治りを遅くして苦痛を長引かせる原因になるんですよ!
ライイング・オーバーヘッドエクステンション 10kg each 3×10
※スーパーセット法にて
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