2019年4月26日金曜日

ゴールデンウィークも休まず営業します♪

明日から始まる10連休、そして時代は令和へと移りますが、あしたか気功整体院はいつも通り。連休中も施術依頼を受け付けております。

 ただし、これもいつも通りなのですが、事前予約を忘れずにお願いします。何しろ呑気な院長ですから、少しでも空いた時間が出来るとバイクに乗って近所をフラフラしたり、ジムへ汗を流しに出かけたりと、いつも通りの極楽トンボの浮世雲。

 そのため電話で開口一番「これからすぐに出来る?」と言われても対応できない場合もありますので、念のため。

 それでは皆さま、楽しい休日をお過ごしください。そして、連休中に身体の調子を整えたいとお思いでしたら、是非あしたか気功整体院への御用命を。まずはお電話、お待ちしております。

2019年4月12日金曜日

蕁麻疹と孫の手

十一年目の春はおかげさまで商売繁盛。客足順調でまずまずの忙しさ。しかしまた好事魔多し。「ちょっと身体がキツいな、これは来るかな?」と思っていたら案の定。

 持病(?)の蕁麻疹が発症。私は疲れたり、ストレスが溜まったりすると覿面にお肌に出るのです。全身のあちこちに特大の蚊刺されのようなミミズ腫れ。掻きむしると余計に痒くなり、腫れの熱感で頭までボーッとしてくる始末。

 さっさと病院に行って抗ヒスタミン薬を処方してもらえば楽になるのだけど、施術予約があって、すぐにその時間も取れない。

 なんとか辛抱して業務を終えた発症2日目の晩、ベッドにひっくり返って背中をかきむしる。ありがたいことに私は人並み以上に肩関節が柔らかく、自分の背中で手が届かない場所はない。手を後ろに回してバリバリボリボリやっていると、右の肩先から「グチッ」というイヤァ〜な音。一瞬遅れて襲ってくる激痛。

 悲鳴を上げてのたうちまわる私に驚き、隣で寝ていた嫁さんが飛び起きる。

「どうしたのっ?」
「うぐぐ、痛え……背中掻いてたら肩が外れた」
「ハァ? バッカみたい。それでも整体師なの!?」

「さて、この件から私と、
そして皆さんが得られる教訓は……
孫の手を使え!
(C.V.貝木泥舟)

 人間の肩関節の可動域は非常に広いのですが、だからと言ってその全てが有効だとは限限りません。人間の腕がその力を100%発揮できるのは、体の正面のごく限られたエリアのみ。側面や背中側に手を回せるからと言って、そこで十分な力を出せる訳ではないのです。

 当院に肩のトラブルでいらっしゃる患者さんのおおよそ半数以上の原因はここにあります。クルマの運転席に座ったまま後部座席の荷物を出し入れする。片手にお子さんを抱えたまま、逆の手だけで家事を行おうとする。狭いスペースに潜り込んで機械の整備をする方にもこういった症状が良く出るようです。

 それを治療する側の私が同じ轍を踏んでしまうとは。いやはや情けない。

以下余談

 さて、私は外れた肩をどうしたか? 救急車を呼んだ? いえいえ、それじゃ整体師の名折れとなってしまいます。脂汗を流しながらも自分で肩関節を調整して上腕骨頭を正常な位置に戻すと、すかさずアイシング。脱臼は受傷後どれだけ早く処置できるかで回復速度が変わってきます。これでもプロですから、その点は抜かりはありません。すでに痛みも引いて現在では問題なく施術できております。どうぞご心配なく。念のため。

2019年4月9日火曜日

植木等の電脳ゴースト?


 いつもの如く、お馴染みの患者さんと世間話をしながらの施術中のこと。デスクの方から聞きなれない電子音、そして女性の合成音声。

「こりゃまったー失礼しました!」

 患者さんと顔を見合わせて「?」

 調べてみると、Amazonオリジナルのタブレットに音声認識AIアシスタント『Alexa』がいつの間にか実装されており、それが起動した模様。……って、そっち方面に詳しくない人にはなに言ってるか分からないだろうなぁ(汗

 要は、コンピューターが人の言葉を聞き取って、音声で会話をするように操作できる仕組み。Alexaだと「アレクサ」と呼びかけることでこの機能が立ち上がるのだけど……施術中にそんな言葉発してないぞ。

 しかも、後になって「こりゃまったー…」という返答が、どんな呼びかけに対するものなのか調べてみたら「お呼びでない」と。患者さんに対してそんな失礼なことも言ってない。

 ちなみに、どうやって調べたかというと「こりゃまったー…」という返答を受けそうな言葉を推理してタブレットに呼びかけ続けるというアナログな手法。いい歳したおっさんが手にしたタブレットに向かって「アレクサ、植木等は好き?」とか「アレクサ、わかっとるね?」とか「アレクサ、あ、スースーダララッター(スーダラ節を歌う)」とか。その度に「何を言っているのか分かりません」と返答される狂気の沙汰。人に見られたくない姿ではある。

 結局、なんで起動したのか分からないまま。

 Alexa自体は便利な機能ではあるけれど、また意図せず起動して、筋トレ中にヘッドホンでこっそり聴いている恥ずかしい音楽プレイリスト(アニメ『北斗の拳』や『キン肉マン』の主題歌や、映画『ロッキー』や『ターミネーター』のテーマ曲などが山盛り)や、最近、最近プライムビデオで鑑賞を始めた動物美少女がフレンズと一緒にキャッキャウフフする萌えアニメなんかを施術中に勝手に再生されると困るので、とりあえずは機能を封印。

 なお、同様の事故(?)はAppleのAIアシスタント『Siri』でも発生しており、こちらは骨盤を調整する際の患者さんへの声かけに反応。「はい、お尻が重くなりますよ」の文頭を起動キーワードの「Hey Siri(ヘイ、シリ)」と誤認識したため。

 いやはや、すごい時代がやってきてるんだなぁ。


 以下余談 10代の頃に観た映画『スタートレック4 〜故郷への長い道』にこれと同様(正反対?)のシーンが出てくるのを思い出した。

 80年代のアメリカにタイムスリップした未来の宇宙船のクルーが、当時最新のコンピューター(Appleのマッキントッシュ)を操作するのだが、マウスをマイクのように握って「ハロー、コンピューター」と呼びかけるのだ。未来の世界では音声入力が当たり前。それを「時代が違うぞ」と同僚に指摘され、目の前にあるキーボードに気付く。

 私にはコミカルなシーンに思えるけど、AIアシスタントが当たり前のデジタル・ネイティブ世代の眼にはどう映るのかねぇ。