2018年10月19日金曜日

キャベツ枕?

 軽い筋挫傷(肉離れ)から来る急性腰痛の患者さん。骨盤股関節のバランスを調整し、患部の緊張を和らげる施術。

「今夜はお風呂にドンブラコするのは控えて、もしどうしても辛いようなら痛いところを冷やしてくださいね。できれば氷嚢や保冷剤を使ってくださいね」

「先生、キャベツじゃダメですか?」

 え? なんで胃薬? キャベジン……じゃなくて?

 聞けば、インターネットで乳幼児の熱を下げたり、乳腺炎の治療にキャベツの葉を患部に当てる方法が紹介されていたのだとか。それが筋肉の炎症にも応用できないかとのこと。



 言下に否定しました。ヨタ記事によると『陰のアルカリであるキャベツの葉が陽の酸性である熱を吸い取る』そうですが、陰陽五行思想と化学がゴッチャになってる時点でマユツバもいいところ。

 そりゃ体表温度よりも低いものを当てれば「ヒヤッ」として気持ちいいでしょう。しかしそれだけ。元ネタはヨーロッパの民間療法らしいのですが、これは察するに、昔々、まだ冷蔵庫や水道が発達するはるか前、手近にあるもので患部を冷却するのにキャベツの葉を使ったってところじゃないかな?

 アルカリだの酸だのは後付けの屁理屈。そんなもんが短時間当ててるだけで経皮で出たり入ったりするようなら、とても危なっかしくてキャベツなんて食べられたもんじゃないでしょ。常識的に考えて。阿呆らしい。

 今は冷蔵庫が自動で氷を作ってくれるし、24時間開いてるドラッグストアやコンビニもあちこちにあります。

 患部を冷やすには、氷嚢や氷枕、保冷剤などをお使いくださいね。

 ちなみに、このデマを広げるきっかけになったらしいネット記事の一つはすでに削除され、訂正謝罪文があげられていました。しかし、悪意のあるなしに関わらず、こういうデマは火が着いたらドンドン勝手に伝播していき、一方で訂正や謝罪の声はなかなか響かないのが世の常。

 だから今でも朝日新聞をクオリティ・ペーパー(笑)だと思い込み、天声人語を写経よろしく毎日書き写す人たちが一定数いるんだよなぁ。やれやれだぜ。

追記:ついでに書いておくと、おでこに貼る『熱冷ましシート』的な製品も私はおすすめしません。生後4ヶ月の乳児に使い、目を離している間にシートが鼻と口を覆い窒息、重度の障害が残る事故も起きています。ご注意を。詳細はこちら 

2018年10月4日木曜日

さよなら、ミケさん

 

 当院の看板猫のうちの一匹、25歳の超老猫ミケさんが天寿を全ういたしました。


 数週間前より歩くこともままならなくなってはいましたが、食欲はあり、昨夜は牛乳を美味しそうに舐め、頭を持ち上げてあたりを見回す元気もあったのですが、今朝になって容体が急変。私たち夫婦が見守る中で、苦しむこともなく、静かに、眠るように、最期に大きな欠伸を三回、息を引き取りました。



 健康上の御事情から飼い続けられなくなった患者さんからミケさんを引き取って1年2ヶ月。多くの患者さんに撫でてもらったり、抱っこしてもらったり、施術中にも関わらずフラフラと施術室に入って来て、ペタンと座り込むのを「いいよいいよ」と笑って許していただいたり、「まぁ、ご長寿なのね。あやかりたいわぁ」や「私も長生きするから一緒に頑張りましょうね」など優しい言葉を掛けていただいたり。皆様に可愛がっていただいたことに感謝と御礼を申し上げます。



 今、ミケさんは生前のお気に入りで、寝たきりになっても「カーテンを開けておくれ」と鳴いて催促し、窓越しに終日眺めていた裏庭で眠っています。バイバイ、ミケさん。天上でお着替えしたら、またうちにおいでね。

2018年10月3日水曜日

潰れてませんよ、念のため(汗



 いつもの通り、いつもの如く、ブログもホームページも数ヶ月放置状態のまま。

「え〜とぉ、やって……ますか?」と、ありありと不安の滲み出た声で電話がかかってくるようになったので、とりあえずの生存確認。

 あしたか気功整体院、元気に営業しております。潰れても畳んでもおりません。食うに困らぬほどには毎日お仕事をいただいております。院長自身も元気溌剌。この8月からは本格的なウエイト・トレーニングを開始。鋼の肉体を目指してバーベルを持ち上げたり、ダンベルを振り回したり。

 ただ、昨年9月に網膜剥離を発症して4度にわたる手術を受けた眼の状態だけはどうにも今ひとつ思わしくなく、パソコンやスマホを使うのが億劫になっているのです。同様の理由でSNSのチェックや投稿も滞っています。

 何しろ右眼は視野いっぱいに粒状の飛蚊症が常に広がって草間彌生状態。10分とモニターを凝視できません。失明せずにすんだだけありがたいと思わねばならないのですが、やはり困ったものです。

 ネットとの向き合い方の再考を含めて、近日中には何とかしようとは思っています。取り急ぎ(遅ればせながら?)ご報告まで。   院長 加島