2017年6月8日木曜日

座右の銘は?

 最近、Facebookの自分のページを開くと、プロフィールを充実させましょうとばかりに次々と質問が表示されます。

 正直に言うと余計な御世話じゃ(笑) 「趣味は?」とか「行ってみたい場所は?」とか「好きな食べ物は?」とか、リア充アピール大好きなオカマちゃんとか、婚活中のお嬢さんならともかく、アラフィフのおっさんのその手の情報を誰が欲しがる? っていうか、下手に情報を充実させて「あそこのセンセー、頭の中はバイクとハーモニカと焼酎ばっかりじゃん」と呆れられるのも怖いしなぁ……などと、心の中で秘かに悪態をつきながら画面に目をやると


 この質問に虚を突かれました。はて、私の『座右の銘』って何だったけ?

 私にも野望を胸に秘めた瞳キラキラな若者だった時代がありました。その頃はあったような気がするんですよ、座右の銘。なんか「天下取ったる!」みたいなスケールのでっかい偉人の言葉。それがなんだったか、誰の言葉だったか、今となっては思い出せないw

 その代わりと言ってはなんですが、ここ数年、よく口にするのがこの言葉。

「人生なんざ潮時(しお)で決まるもんでさぁ」

 これは司馬遼太郎の名作歴史小説『竜馬がゆく』に登場する架空の人物、盗賊寝待ノ藤兵衛の言葉。

 高知から江戸へ剣術修行へ向かう坂本竜馬に道中で出会い、その人物に惚れ込み押しかけ子分となった裏稼業の中年男。東海道を二人旅の途中、初めて富士山を見上げた竜馬が「富士山のように日本一の男になりたい」と青雲の志を口にする。何度も東海道を往復している藤兵衛がそれを聞き、道端の蓼を食みながらポツリと漏らした言葉。いかにも酸いも甘いも噛み分けたおっさんならではのセリフ。

 作中では主人公の坂本竜馬だの、西郷隆盛だの、勝海舟だの、高杉晋作だの、近藤勇や土方歳三、沖田総司らの新撰組隊士だのがカッチョいいセリフを吐いてたはずなんだけど、それは全く思い出せない。っていうか、綺麗さっぱり忘れてしまっている模様。

 それなのに架空の人物の、半ば後ろ向きとも受け止められるセリフはしっかりと脳裏に刻み込まれているから不思議。強いて言うなら、これが座右の銘かなぁ?

 さて、これを自己紹介欄に書き込むとして、もし海外のFBF(フェイスブックを通した友達)に説明するのに、コレを英語でなんていう? 調べてみたら、あっさりと解決。

“Timing is Everything”

 なるほど、そのまんま。上記は慣用句として通用するようなので、欧米の人も『潮時』ってのを感じているのかねぇ……とか感じ入りつつ、これをFacebookの自己紹介欄に書き込むつもりは、今のトコロなかったりするのですがw

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