2017年4月23日日曜日

ぎっくり腰は日本だけのもの?

 昨日は千客万来。中には外国の方も。浅黒い肌のイスラム圏からの患者さん。一週間前から腰が痛くて困っているとのこと。

 お身体を診せてもらうと、所謂ぎっくり腰。そんな状態で一週間も無理をしたものだから脊柱起立筋も痛めてしまっている。

 痛めた原因を尋ねる。流暢なんだけど、早口すぎて回りくどい表現が多くて分かりづらい日本語(イスラム圏の方が喋る日本語はなぜか大抵この調子)で説明してくれたところによると、重いものを持ったとか、無理をしたということはなく、最初はお祈りをすると少し痛かったのがだんだん酷くなったと。


 もしかしたら、このお祈りの姿勢や動作がぎっくり腰の原因かもなぁ。画像や動画を見るに、立礼や座礼は股関節から折れる日本礼法のやり方とは違い、腰椎や起立筋に負担がかかっていそう。

 しかし一方では私の持っていたイメージと違い、動作自体はそれほど激しくもなく何度も座礼叩頭する訳でもなかったので、これはこれで体幹トレーニングとして腰痛予防の効果があるかも?

 ま、何にしても私としては目の前の患者さんを施術するだけ。歪んだ骨盤を整え、腰椎のズレを戻して腰周りの可動域を回復。

 患者さんに、原因は骨(腰椎)のズレであること。今出ている痛みは、それに伴う筋挫傷(筋違い)からであること。骨を戻したのに筋の緊張が緩んで痛みは3日ほどで治まること。それまでどうしても辛い場合はコルセットを使うこと。患部を冷やさないこと等を説明。

 彼は、痛い起立筋をもっと揉んで欲しいとのことだったが、あまりやると逆効果。揉み返しが出て痛みがぶり返してしまうのでお断りする。結果、少々ご不満の様子で院を後にされたが、数日経って痛みが引いてくれば私の言っていることも理解してもらえるはず。

 ちなみに彼は日本語の『ぎっくり腰』は知らなかったが、母国語でそれに相当するような言葉はあるのだろうか? きっとあるんだろうな。

 ひと昔前には「こんなに肩こりの人が多いのは日本だけ」とか「日本は世界一の腰痛国」とか、やたら日本をディスった健康番組(?)を目にしたが、そんなことあるもんかい。程度の違いはあれ、肩こりも腰痛も万国共通です。

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