2017年3月12日日曜日

肩関節脱臼

 旦那さんに抱えられるようにして来院されたのは介護施設にお勤めの女性。仕事場にて、よろけて倒れそうになったご老人を支えようと咄嗟に手を出して、巻き込まれるように転倒。腰と肩に強い痛み。

 特に肩は自分で腕を動かすことができず、肩先に触れただけで顔を歪める。

「あ、こりゃハズレてるわ」

 触診ですぐに分かった。

「ちょっと痛いけど辛抱して」

「え? あ、はい」

 即座に整復をかける。悲鳴が上がる。上腕骨頭が正常な位置に収まる手応え。三角巾で腕を吊り、貸出用の氷嚢を渡して患部にアイシングを行うようにお願い。

 


肩の痛みを訴える患者さんで、実は肩関節を脱臼されていたって方は結構多いです。中には病院に通っていたにも関わらず、脱臼を見逃されていて長期間痛みに苦しんだ方も。

 なお、冒頭の女性はその後病院へ行きレントゲンを撮ったところ、肩周辺の靭帯に脱臼した跡が見られたが、関節自体は綺麗に整復されていたと報告がありました。まずはひと安心です。
 

0 件のコメント: