2016年12月9日金曜日

アンドロイド漱石は『アイーン』の夢を見るか?


 今朝のテレビニュースで、二松学舎大学と大阪大学によって作られた夏目漱石のアンドロイドのお披露目の模様を報じていました。

 一緒に見ていた嫁さんがポツリ。

「目の動きは凄いけど、口が気持ち悪い」

 声に合わせて口は開いているし、おとがいも上下しているのに違和感を感じるのは、それらが顎関節の構造を再現したことによる動きではないからでしょう。

 顎関節は蝶番のように単純に開き閉じするだけではなく、前後左右や、回転するような動きも可能な特殊な構造の関節です。この構造や動きを再現したロボットやアンドロイドを少なくとも私は見たことがありません。

 とはいえ、ロボットやアンドロイドは呼吸しないし、食べ物を噛み砕く必要もないし、口腔を使って発声しているわけではないので必要性の低い構造だからとも言えるでしょうが。




 それでも、この複雑な顎の動きが人間の繊細な表情の造作に大きく寄与しているのは間違いないはずで、ニュース中でアンドロイド漱石を『笑わせる』のに苦心したと製作した教授がおっしゃっていましたが、果たして百年ぶりに蘇った漱石先生を「呵々大笑」させることには成功したのかなぁ?

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