2016年7月3日日曜日

今宵もどこかで涙の匂い



 本日もぼちぼちの商いにて業務終了。ここ数日、首の凝りや張りを訴える女性の患者さんが次々と。これも梅雨病みの一種なのかなぁ。

 仕事の合間には本日届いたばかりの『夜廻り猫』をパラパラと。深谷かほるさんという漫画家さんが、誰に頼まれたわけでもなく、ただ描きたいから描いて、ツイッターにアップした1ページ漫画。多くの人の共感を呼び、ついには出版に至った一冊。

 主人公は人語を解し、二足歩行する遠藤平蔵なる黒猫。頭に猫缶を乗せ、ドテラを羽織って「泣く子はいねが〜」と夜の街を彷徨う。涙の匂いを嗅ぎつけると「もし、そこなおまいさん、なぜに泣いておる」とお節介にも声を掛け……。

 こう文章にすると何とも珍妙だけど、非常に味わい深く、グッと来たり、ウルッとしたり、ニヤッとなったり。

 遠藤平蔵は喋ろうが歩こうが基本は猫だから、彼に悩みを打ち明けても魔法や超能力を使って解決したりはできないし、物事が必ずしも良い方へと向かうわけではない。それもまたいい。いや、それがいいッッッ!

 本になって改めて見返してみると、半ば殴り書きのような第一話でそのことに言及しており驚いたりして。猫好きの方も、そうでない方も、オススメの味わい深い一冊です。

追記:一方こちら、我が家の『夜廻り』ならぬ『夜遊び』猫こと楽太郎は……



 マタタビ入りのオモチャを抱えてゴロンゴロン。お前は悩みがなさそうでいいなぁ〜w それとも「苦い涙が流れたら、気づかぬふりをしてやるだけさ」ってスタンスなの?

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