2013年12月30日月曜日

初詣に出かける前に……響く拍手(かしわで)の打ち方。

 今年も残すところ、あと二日。ここまで来れば来年の話をしても鬼は笑わないでしょう。というワケで、今日は初詣のお話し。

 神道の礼拝は二礼二拍手一礼。この二拍手、皆さんは“響かせて”ますか? 「拍手の響きは心の響き」なる言葉もあるようですが、どうも見ているときちんと響かせている方は少ないようです。

 そこで、僭越ながら私めが“響く”拍手の打ち方をお教えいたしましょう!

 まずは悪い例をふたつ。ひとつめはこちら。胸のすぐ前、合掌した状態での拍手。
「何が悪いの?」と思われるかもしれませんが、これでは腕の筋肉(肘、手首の関節)を上手に使うことができません。胸や肩の力がある男性ならまだしも、女性だと、よほど力を込めても“ペチペチ”と情けない音になってしまいます。


 悪い例その2、御年輩の方によく見られる方法です。今度は手を伸ばし切ってしまいます。これで大きな音を出そうとするなら、大きく腕を引いて思い切り叩き合わせるしかありません。やってみると分かりますが、これ、けっこう手が痛いです。なにより初詣で込み合った神前では迷惑ですよねぇ。


  響く打ち方はフォームが大事。みぞおちよりも少し上、胸前30センチくらいの位置で手を合わせましょう。肘は軽く張りますが腕自体は指先までリラックスして。上から見た時に、両腕が円を描くように。大きな風船をやさしく抱きかかえるようなイメージです。
 そうしたら、右手を少し引きます。右手の指の付け根と左の手のひらを打ち合わせるようにしてみてください。ちなみに、これには「利き手を控えさせて、神様に遠慮する」という意味もあるそうです。


 簡単でしょ? ちょっと練習してみてください。このフォームなら、さほど力を入れなくても、大きく腕を振り回して両手を打ち合わせなくても“パンッ!”と響く音が出せます。

 実はこれ、人間の身体の構造からいって当然なのです。人の腕がもっとも力を発揮して、しかも細かい作業も上手に行えるのは、胸前30センチ四方の正方形状のエリアと言われています。つまり、上記のフォームはこのエリア内で拍手を打つ方法なのです。


 ぜひ新年の善き日に、上記の方法で拍手を響かせて神様にご挨拶なさってください。それで、もし良かったらお伊勢さんと各々の氏神さまの神札を頂いて帰りましょう。最近では壁掛け式の小さな神棚や洋室に合うデザインの神棚もあるんですよ。

 毎朝の二礼二拍手一礼。自分のやる気スイッチを入れるように「よし、一日を始めるぞ!」とシャッキリして気分いいですよ!

0 件のコメント: