2013年10月7日月曜日

赤ひげ先生


「ばかもん!!!
なぜこんなに酷くなるまで放っておいたッッッ!」

……と、開口一番に患者さんを怒鳴りつける整体やカイロプラクティックの先生がいます。どうも近隣にもそんな先生がいらっしゃるらしく、当院においでになる患者さんからも噂を聞きます。

まるで三船敏郎演じる赤ひげ、
あるいは萬屋錦之介の破れ傘刀舟のような
豪放磊落な熱血先生?

残念ながら違います。

実はこうやって患者さんを怒鳴るのは
言うならば営業のための一種のセールストーク。


初手で怒鳴りつけることで自分と患者との間の力関係を刷り込むのです。「先生は偉い、先生は怖い」と思わせれば、術師の意向が通りやすくなります。

有り体に言えば……

・再来院に導きやすくなる。

・健康法や器具、サプリなどの商売へつなげる。

・さらには、なかなか治らない時に「私が放っておいたから痛みがとれないのだ」と自分自身を責めてしまう。

「あなたも一週間で整体師に!」などというインチキくさい講座やスクールでもう何十年も前から伝授されている実にクラシカルで典型的な手口なのです。

民間療法も商売のひとつである以上、こういった手法を選択する方を責める気はありませんが、けっして感心はしませんねぇ。

私たちの仕事は、どんな手を使っても患者さんの痛みや苦しみを取り去ること。しかしねぇ、ヤクザまがいに脅し透かして痛みが飛んでいってくれるのなら私も苦労はしませんて。


なお、これに似た手法として、赤ひげ先生よろしく髭を生やしたり、丁髷を結ったり、髪を染めたり、ピアスやネックレスなどの装身具を付けてみたりと、見た目で一般人との差異をアピールする場合もあります。

ちなみに最近あしたか院長も髭を生やしはじめていますが、これはコケ脅しのためではありませんので念のため。冬場にオートバイに乗ると鼻水が出てきます。その時に鼻下髭があるとみっともなく青っ洟を垂れ流しながら走らずにすむのですw

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