2013年10月11日金曜日

商売雑感

夫婦共々気に入って、ここ1〜2年ほど通っているラーメン屋へ。

店主は留守。店員と他の客との会話を聞くとはなし聞いていると、関西方面へ勉強のために長期で出かけているらしい。Facebookでここ最近各地のラーメンの名店を飛び回ったり、短期の修業に出ているらしいのは知っていた。

「頑張ってるんだ。人を雇って自分が休めるほど商売も好調って今時羨ましいよなぁ」

で、いつものラーメンが出てくる。ひとくち啜って……言葉がない。丼から目を上げると嫁も複雑な表情をしている。ここは黙って箸を進める。

店を出て、クルマに乗り込んでからポツリ。

「味……落ちてたよなぁ」
「今までのと別のラーメンみたい。出汁から違ってた」

私も嫁さんも、どこぞのニヤついたイタリアンシェフのような『絶対味覚』を持っているわけではないが、二人が二人とも味の変化に気が付いたということは、他のお客さんもきっと同様だろう。

以前、私の大仰な褒め言葉に、若い店主は「僕は本格的なラーメンの修業をしてこなかったから、時々味が変わるんです」と照れながら謙遜してみせた。確かにその通りだったが、変化はしても決して劣化はしていなかった。しかし残念ながら今回は違うのではないだろうか。

これが店主が長期間店を空けていることと関係ないはずがないだろう。大好きな店なだけに残念であり、一時的であってほしいと願う。店主が厨房に戻ることで元の味を取り戻してほしいものだ。

いつも同じクオリティを維持して仕事をするというのは難しい。もちろん御代を頂く以上は平均点以上は当たり前。私自身も常々悩むところではある。

「あそこの先生、最近バイクに乗って遊び回ってばかりいるから腕が落ちたわよ」などと噂されないようにしなければ。さらなる精進が必要だろう。

********************

私は散髪を近所の激安大手チェーン店でやってもらっている。

月に2回、注文はいつも決まって「横と後ろは刈り上げて。上も短く!」

その時々によって担当の理容師さんは変わる。腕もまちまち。
豪快な感じさえする大柄な男性が、チビチビと神経質に切り進め「まだ長いですか? もう少し短くしていいですか?」と再々鏡を持ち出す。

有無を言わせずバリカンでガガッと青々と刈り上げてしまう女性。うん、リクエスト通りで文句はないんだけど、もうちょっと丁寧に扱ってよw

顔を当たる若いお兄ちゃんの手元がおぼつかないと思ったら、本式の剃刀ではなくI字の安全カミソリを使ってて「これじゃ仕方ないわなぁ」と思っていたら、何も言わずとも熱心に鼻下髭のキワを整え始める。あの兄ちゃんはきっと腕を上げるだろうなぁ。

シャンプーでは客の誘導の手際が如実に表れる。同じ言葉遣い、同じ手順、似たような力加減でも王侯貴族のような気分にさせてくれる担当さんもいれば、自分の頭がジャガイモか何かのように突っ転がされている気分になる時もある。

職種こそ違えど同じくサービス業に携わる者として、サービスを受けながら、その難しさを改めて感じる貴重な時間だったりする。

先日気付かされたこと。
お客さんのお返事を受ける際、その言葉に被り気味にさらに言葉を返すのは止めた方がいいな。私も施術中によくやってしまうが、これは宜しくない。自分がやられてみて気分が良くないのがよ〜く分かった。確認のための問いかけで返事の内容はわかっているとしても、まずはしっかり受けとめるべき。

まだまだ勉強することはいくらでもある。

********************

開院当初からお世話になっている広告会社の担当さんが結婚出産を機に休職し、引き継ぎの挨拶に来たのはいつだったか。

その時、新担当さんに「例年お願いしてるんだけど9月には折り込み広告を入れたいし、11月に周年記念のご案内ハガキか、もしくは年賀状の印刷も頼むつもりだからよろしくね」と伝えたはずなのだが、それっきりで音沙汰もない。

小さな仕事だから忘れられてるのかもしれないけど……残念だなぁ。前の担当さんは抜けてるトコロもあったがとにかく一生懸命な女性で、非常に良い仕事をしてくれていた。

これじゃせっかく彼女が作り上げて来た信頼関係が無駄になってしまうよ。

とはいえ私自身もせっかく頂いた御縁を踏みにじって、後ろ足で砂をかけるような真似を何度もしてきた。不義理の末、二度と顔向けできない人は両手両足じゃ足りない。『人間失格』とまでは言わないが、恥の多い生涯であることは間違いない。

エラそうなことを言えた義理じゃないから説教なんかする気もない。もし、ここを見てたら電話してよ。一回お茶くらい飲みにおいで。大丈夫、顔は怖いかもしれないけど鬼じゃなし。取って食ったりはしないからw

0 件のコメント: