2010年12月24日金曜日

嗚呼、美しい日本の旗よ

今の若い子(やだな、こういう言い方w)は『旗日』という言葉を知らない。

私の実家は小さな商店街で呉服屋を営んでおり、祝日には店頭に掲げるのが当たり前だった。文具店のタカヒロくんち、履物屋のヤッちゃんち、魚屋のユースケんち、薬屋のシンちゃんトコ、食堂のヒロシくんちも。どの店も国旗を店先に掲げていた。九州という出身地の土地柄もあったのかもしれない。

全長数百メートルに満たない商店街に、いくつもの日の丸がヒラヒラしている様は、学校がお休みってこともあって、なんだかワクワクさせられる光景だった。

私の家では、国旗を出すのは祖父の仕事だった。朝一番にポールを継ぎ、国旗を結び付け、父がシャッターを上げると、いそいそと店頭へ向かっていた。

明治生まれの祖父は赤紙を貰って徴兵されている。戦後の苦労も並大抵ではなかったという。「お国のために」と犠牲にしたものも色々とあったろう。しかし、彼は国旗を掲げ続けた。なぜだろう。寡黙な人で多くは語らなかった。私も話を聞くには幼すぎた。しかし、今ならば彼の心の内が少しだけ分かるような気がする。だって、おりゃあ光久爺さんの孫じゃもの。

そんなことを思いつつ『国民の祝日』には院の玄関先に国旗を掲揚する。
朝日を浴びてはためく日の丸は美しい。胸を張って自慢できる私たちの旗だ。

0 件のコメント: