2010年1月23日土曜日

HOT or COLD?

「昨日から痛くて、温っためても痛みがとれなくて……」

最近、こう訴えて当院におみえになる患者さんが増えています。んで、患部を見せていただくと……な、なんじゃこりゃ〜〜!! パンパンに腫れ上がった膝や足首、ドス黒く変色した青痣、ちょっと触れただけで苦痛に歪む顔。

院長からのお願いです。

捻挫、打撲、筋肉痛、スポーツ後に感じる異常などの場合、絶対に患部を温めないでください! こういった急性の外傷や障害は、すぐに冷やすのが基本だと覚えておいてください。すぐに冷やすことで痛みは緩和され、その後の回復度合いもまったく違ってきます。スポーツの世界では一般的になっているアイシングと呼ばれる処置です。


ちょっと専門的な話をしましょう。

外傷を受けた患部では毛細血管や細胞が破壊されて、血液や細胞液が流れ出します。この流れ出した細胞液が患部の周囲の細胞を浸してしまいます。これによって酸素の供給が滞り、健康な細胞まで酸欠によって破壊されてしまうのです。難しい言葉でいうと『二次的低酸素障害』。ほら、打ち身の青痣が時間が経つにつれて大きく広がってくるでしょ? たんこぶがだんだん大きくなるでしょ? アレですよ。誰でも経験あるはずです。

ところが、外傷を受けた直後に患部をすぐに冷やす事によって、破壊された血管や細胞を収縮させ、細胞液の流れ出しをかなり防ぐ事ができるのです。さらには冷やす事により周囲の神経細胞を鈍らせ痛みを感じにくくし、筋肉を収縮させて患部を固定し安静に保つ効果もあるのです。

ドラッグストアに行けば必ずアイシング用の氷嚢が売っています。これならば患部に密着させることができて便利ではありますが、なければフリーザーバッグに氷を入れて代用してもいいし、保冷剤を患部にあててラップで巻いてもオッケー、流水でもかまいません。

とにかく怪我をしたら(痛みや異常を感じたら)、腫れる前に最低でも20分は冷やす! これを肝に銘じてくださいな。覚えておいて絶対に損はないですよ!

3 件のコメント:

Satellite さんのコメント...

冷湿布では駄目なのですか?

過去に、左手小指を突き指したときに冷湿布で対処したのです。
処置が甘かったのか、親指で小指を押さえる3本指が、左手だけで行い辛くなってしまいました。
今のところ、実生活になんら支障はないですが・・・

あしたか院長 さんのコメント...

>Satellite さん

残念ながら、冷湿布のスーッとするのはメントール成分のせいであり、アイシングほど患部を冷却することはできません。

左手小指は骨に異常がなければ、温めて腱や関節を緩めておいて可動域を戻していくリハビリをしましょう。

Satellite さんのコメント...

ありがとうございます。
歳くってから後悔しないようにリハビリしまっす!