2009年5月17日日曜日

今を未来にするためには……(後編)

まずはちょっとした実験をしましょう。

1、PCの前で結構ですので椅子から立ち上がってください。
2、その姿勢のままで股関節に力を込めてください。

できましたか? おそらく多くの人は「……??」となったはずです。股関節における力感を意識したことのある人など少ないでしょう。

実は、二本脚で立った時点で、重たい上体を支えるために股関節周辺の筋肉にはかなり“力が入って”いるのです。当たり前ですが、骨格標本を支柱なしで直立させることはできません。私たちがこうやって二本脚で立てているのは、休むことなく働いている筋肉のおかげなのです。まぁ、日常生活でそのことを意識することはあまりないですが。


ひっくり返して言うと、腰回りの筋肉群は常に働き、骨盤や股関節をガッチリと支えてガードしているため、多くの人の場合、力を抜くのが下手になってしまっているのです。これが股関節の可動域を狭めている大きな原因のひとつ。かなり乱暴な言い方をすると、ハイキックを連発する格闘家も、脚をビュンビュンふり上げて踊るバレリーナも、軟体ゴム人間のようなヨガの行者も、レントゲン写真を撮ってみれば、骨盤や股関節の構造は私たちと大差ないんですよ。

さて、ここでイチロー選手の股関節に話を戻しましょう。かつて「その才能にそぐわないほど体が固い」と揶揄されていたイチロー選手はどうやって柔軟な股関節を手に入れたか? その答えはこのCMのナレーションですでに語られているのではないでしょうか。

『イチローはなぜ同じ毎日を繰り返しているのに未来を作れるのか……』

イチロー選手とて私たちと同じ人間です。その構造(!)に大きな違いはありません。股関節の柔軟性を手に入れるには、毎日正しい方法で少しづつ筋肉を緩め、可動域を回復(あえて回復と書きます)させていくしかありません。決して難しいことではありませんが、根気が必要です。モノの本には可動域の回復は『1日1ミリ』づつとありますが、私の実感としては10日で1ミリ、いや1ヶ月で1ミリです。

考えただけで気が遠くなり、ウンザリする人もいるでしょうが、股関節の可動域の回復は、その努力に見合う以上の効果があります。それについては別項に譲るとして、天才といわれるスポーツ選手でさえ、その才能を100%開花させるには努力を続けているのです。そして、同じ毎日を繰り返すことで手に入れられる未来は、凡人である私たちにも到達可能なのですから……な〜んてカッコ付けてみたりして(^-^;

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