2009年4月4日土曜日

原因は体力の低下だけ?

季節的なものでしょうか? 最近、また五十肩を急に悪化させたり、ぎっくり腰で来院される方が増えています。

「いやぁ〜、以前は楽々できた仕事なのになぁ。歳かなぁ」

「昔は力自慢だったのに、体力が落ちてるんですかねぇ?」

年齢的には私の父親よりもはるかに若く、身体を触ると分かりますが、骨格も筋肉や肌の張りもしっかりしています。まだまだ老け込むには早すぎる年齢です。こんな患者さんに、私は次のようなお話しをします。

体力の低下とはどのように進むのでしょうか?

例え話をしましょう。10万円分の10円玉の山があるとします。1万枚の10円玉です。ここから毎日1枚づつ10円玉を使い、チロルチョコを買って食べるとします。

1ヶ月で30枚(300円)、コインの山は少しも減ったようには見えません。
1年で365枚(3650円)、やっぱりコインは山のようにあります。大丈夫、大丈夫。

しかし、5年が過ぎ、1825枚(18250円)を使うと……あれ、山が少し小さくなったかな? 10年で3650枚、20年で5475枚。毎日のチロルチョコなんて、お金を使ってる感覚もないほど些細な買い物です。それでも一枚づつ、着実にコインは減っていきます。

体力もこれと同じ。ある年齢に達したらガクンと体力が落ちるワケではないのです。では、なぜ体力が落ちていくのか?

五十肩で悩む患者さんに、私はこんな質問をします。

「一日に何回、肩より上に腕を上げますか?」

腰痛持ちの患者さんには、こんな質問をします。

「股関節って歩くための前後の動き(屈曲と進展)だけじゃなくて、爪先の向きを変えるようにねじったり(内外旋)、真横に上げたり(内外転)もできますよね。こういう動き、普段意識してやることありますか?」

多くの患者さんは、何かを気付いたようにハッとなさいます。

人間の身体はシンプルにできていて、使わなければ確実に衰えます。逆に使ってあげれば、それが即ち体力の維持や増強につながります。体力づくりだからといって、わざわざバーベルを持ち上げてフンフンやる必要はないのです。普段の生活の中で、少しだけ自分の身体を意識して、できれば万遍なく使ってあげるだけでいいのです。

実はこれが体力を維持する秘訣なのです。毎日10円使ったとしても、5円玉をコインの山に戻せれば、体力の低下は半分のスピードに抑えられるんです。

ここまで読んで「私は若いから関係ないかな」と思った貴方も今から意識しておいた方がいいですよ。あなたの10円玉も確実に減っていってるんですから。人間、誰しも老化からは逃れられないんですよ。

具体的な体力維持(増強)のための簡単な運動法は、近々このブログで公開していきます。お楽しみに♪

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