2009年2月19日木曜日

四十才の手習い 〜ブルースハープ

市内の音楽教室で開催されたブルースハープの無料体験教室に参加してきた。

ブルースハープとは10の穴を持つ手の平に収まるほど小さなハーモニカの総称。私は昔からこいつの音が好きで、たまに自分でも演奏するのだが、これが全然まったく上手くない。腕前は十数年来初心者レベルのまま。このままでは情けなさすぎるし、やりたいことが出来ないまま死ぬのは臨終時に後悔しそうなので、思い切って先生について本格的に練習することにしたのだ。

先生は私より少し年上の、いかにもハーピストといった雰囲気のスマートでダンディな男性。
「ハープは口の中で演奏するから、分かりづらいんですよね」と、様々な見本演奏を聴かせてくれた。もうね、なんつーかね、やっぱりプロは凄ぇや。小さなハーモニカから信じられないほどの大音量で、多彩かつ魅力的な音色が次々と紡ぎ出される。

演奏もさることながら、整体師の目線で見た時、先生の身体の使い方に感心しまくり。

演奏は椅子に座って行われた。この時、脚を大きく開いて膝でリズムを取ったり、椅子の下で足首を組み、ワークブーツの爪先で床をコツコツやったりとダンスのステップでも踏むように動き回る。まるで腰から下がマリオネット人形のよう。ところが骨盤から上はドッシリと落ち着いており、なおかつすっきりとリラックスしている。無駄な力感がまったく感じられない。

そして肩はスッと自然に落ち、早いパッセージの時もわずかに上下する程度。見た目からは激しい息づかいを微塵も感じさせない。誰でも知っての通り、ハーモニカは息で演奏する。俗に"吹く"というが、ブルースハープに関しては"吸う"といった方が適切なほど吸気を多用する。人によっては10音中8音を"吸って"出しているという。これに息の圧力の変化や歯、舌、喉などを使っての特殊な奏法が加わると、もはや素人にはどうやっているのか想像もつかない世界だ。

私も普段から腹式呼吸を修練しており、息の長さには自信があるつもりだが、こちらは呼気を主としているから勝手が違う。下手に真似したら過呼吸でぶっ倒れるかも(^_^;)

いやはや、姿勢といい、呼吸といい、どんな世界でも一芸に秀でた人は身体の使い方が常人とは違うのだと改めて実感。

そんなこんなで、ついに始まった40才の手習い。ゼロからスタートのつもりで単音の『ドレミファ』から練習を始めております。目指すは50才でのステージ・デビュー……かな?

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