2008年6月24日火曜日

南龍整体術との出会い 〜その1

南龍整体術との出会いは今から5年前にさかのぼる。

当時、私はひどい股関節痛に悩まされていた。
痛みで右足がまともに動かないほどひどかった。

そのころ、私はある現代武道を修行していたのだが、
今から考えれば、よくも稽古していたものだとあきれるほどの痛さだった。

なにしろ右足を真っ直ぐ蹴り出しても、
自分の意に反して蹴り足の軌道が蛇のようにうねるわ、
廻蹴では、蹴った自分が悶絶するほどの痛みが走るわ、
足刀蹴は、相手の膝頭はおろか、足首を狙うのがやっと。
ただでさえ身体は堅いのに、股関節の可動域は日に日に狭くなり、
長座での開脚は90度にも届かない有り様。

それ以前に、前後左右に運歩することさえ痛かったのだから、
とても武道をやれるような状態ではなかったのは確かだ。

そんな状態が数年も続くと「いつかは治るだろう」と
呑気に構えていた私も焦りと不安を感じるようになった。

病院に行って、レントゲンを撮ってもMRIを撮っても
「どこもおかしいところはないけどねぇ」と医師は首を捻り、
整体、整骨、鍼灸、マッサージとあれこれ渡り歩いても良くならず、
時間が経てば経つほど痛みは強くなるばかり。
常時感じる苦痛と将来への不感から、私はノイローゼ寸前だった。

その結果、最後に選択したのは『手術』という手段。
医師は、股関節のパッキンの役割をはたしている関節唇という部位が傷んで、
それが神経を圧迫しているのではないかという診断を出し、
内視鏡手術によって関節唇をトリミングするという施術を提案した。

「けれど、これで100%治るとは限らないですよ。それでもいいですか?」

残酷なインフォームド・コンセントにも、私はうなづくしかなかった。

入院し、手術を受けた私が、T字杖を突きながら入った書店で手に取ったのが
南龍整体術の紹介記事の載った『月刊秘伝2003年1月号』だったのだ。


〜つづく

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